(9/11) 美津男の目 特別編

今回は 美津男の目 特別編…と言う企画で H-1GPX最終戦でナイスフィッシュをキャッチして来た選手がかなり高い確率で使っていたルアーメーカーが有ります。 H-1GPXに協賛頂いてる、インディーズ ルアーメーカーのクランクベイト そうです! KTWの塚本謙太郎さんが作り出すルアー達何ですね! 今回塚本君にお願いして、最終戦の新利根川戦のコンディションにおいて、なぜ? …彼が造り出すルアーが 試合当日の新利根川のバスを魅了したのか?…を製作者の塚本謙太郎君本人に分析してもらいました。 美津男の目特別編以下が塚本君のコメントです! 選手の皆さん、そしてスタッフの皆さん、H-1GPXお疲れ様でした。
今年も楽しく熱い戦いを、遠く福岡より応援させて頂きました。

さて、最終戦の新利根川を終えて、今年も鈴木美津男さんより指令を頂きました。
お題はなんと、「今年もたくさんの選手が君のルアーで入賞したから、それぞれインタビューして状況を推測し、なんでそのルアーが釣れたのかを分析してレポートするように!」でした。

実際、数名の選手にインタビューさせて頂いたのですが、今回やはりキーになったのは「雨」と「水門」だったと思います。実際今回、多くの選手が金曜日くらいまでは「結構強いパターン」を持っていたんじゃないでしょうか。しかし、大会前日の纏まった雨による水温低下と、新利根川の水門閉鎖によるカレントの消失は、ブレイクラインや真珠棚などのボディウォーターのパターンに大きく影響した事と思います。プラの時は普通に巻いて釣れていたのが、パッタリと食わない・・・。もしくはアタリがあってもバイトは浅く、ランディングまで持ち込めない・・・。そんな状況だったのではないでしょうか。

こういう状況でバイトを取っていく方法のひとつに、クランクベイトの作り出す大きな振動やウェイクで魚の側線や内耳を刺激して、無理やり口を使わせる方法があります。特に夏から秋にかけて、杭や橋脚などの縦の伸びたカバーにサスペンドした魚に有効で、ボートをカバーの近くに浮かべ、キャストしたルアーを巻いてきて、カバーを擦り上げるように上方に反転させ、ルアーが最も水を受けてブレイクするポイントでバイトを誘うようにします。遠くから真っ直ぐ泳いできたルアーが、カバーの側でバスに気付いた瞬間、身を翻して逃げ惑う様をイメージして貰えると解りやすいかと思います。

今回、3位の行木選手、4位の福島選手、5位の小野選手に共通していたのは、ウチのルアーを使っていた事ともうひとつ、ステディリトリーブではなく、このブレイク寸前のターンアクションで釣っている事です。もちろんこれは単にルアーと巻き方の選択だけでなく、緻密なプラクティスによるピンスポットの割り出し、風の吹き出すタイミング、そしてこれがとても驚きの共通点だったのですが、ルアーやカラーのチェンジを頻繁に行い、そのスポットの魚がルアーに飽きないようにしていた点です。魚の興味を引き続ける為に違う動きや質量のルアーを使い、いきなりルアーを変えて思わず口を使わせる・・・。そんな戦略を立て、実行していた事です。

今回ウェインした選手達のルアーはKTWスナブM5、グースネック、ロデオtype-C、mibroバレットヘッドと、ルアー自体に共通点を見出す事は出来ませんでした。これは選手それぞれが自身のパターンを構築し、その戦略の元にルアーを使いこなした証拠ではないかと思っています。つまりルアーの力を120%引き出した結果だと思うのです。美津男さんには「ルアービルダーとしての目線で分析しろ」と仰せつかりましたが、今回はアングラーの力が全ての結果を導き出したと言えるでしょう。

来期、3年目を迎えるH-1はますます優秀なアングラーを育てていくでしょう。ルアーやタックルを作る者にとって、この舞台から学ばせて頂く事は年々増えていくでしょう。こちらも負けずに、来シーズンも選手達と一緒に戦える道具を作っていきたいと思います。

今回紹介した選手達の戦略は、これから秋に向けてますます効果的になってくる釣り方です。皆さんも是非、参考にされてみてはいかがでしょうか。最後になりましたが、今回いち早く「秋の訪れ」に気付いたスーパーなアングラー達に拍手をお送りします。

mibro&KTWLURES
塚本謙太郎

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